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サーチコンソールで平均掲載順位1位なのに検索しても上に出ないとき|店舗情報の枠が数字に混ざる理由と、店舗サイトの順位を見誤らない読み方


サーチコンソールで平均掲載順位1位なのに検索しても上に出ないとき|店舗情報の枠が数字に混ざる理由と、店舗サイトの順位を見誤らない読み方

サーチコンソールで平均掲載順位1位なのに検索しても上に出ないとき|店舗情報の枠が数字に混ざる理由と、店舗サイトの順位を見誤らない読み方

サーチコンソール(Googleが無料で提供している検索実績の確認ツール)を開くと、店名での検索が「平均掲載順位 1.0」と出ている。ところが自分で店名を検索してみると、ホームページは予約サイトや地図の下にあって、一番上にはいない。店舗サイトを運用していると、よく出会う食い違いです。

先に結論を書きます。

  • 平均掲載順位は「ホームページが通常の検索結果で何番目か」ではありません。 Googleの公式ヘルプでは、検索結果の中で自分のサイトへのリンクが出た「一番上の位置」を数える、と説明されています。
  • 店名で検索したときに出る店舗情報の枠(Googleビジネスプロフィール)の中の「ウェブサイト」リンクも、枠の位置で数えられていると考えられます。 公式ヘルプには「ナレッジパネルのような複合的な要素の中のリンクは、すべてその要素と同じ位置になる」とあります。店舗情報の枠を名指しした記述はありませんが、スマホで店名検索をすると枠が最上部に出るため、その中のリンクが「1位」として記録されていると読むと、実測の数字とよく合います。
  • 確かめ方は3つです。 デバイス(スマホ・PC)で分ける、ページで分ける、実際の検索画面を見る。
  • オーナーに順位を報告するときは、平均掲載順位の数字をそのまま出さない。 「どの枠に出ているか」と「クリック数」で伝えるほうが誤解がありません。

数字そのものは間違っていません。ただ、測っているものが「通常の検索結果での順番」ではないので、そのつもりで読むと判断を誤ります。以下、実測例とあわせて順に説明します。

平均掲載順位は何を数えているのか

Search Consoleヘルプの「表示回数、掲載順位、クリック数とは」には、掲載順位について次の説明があります(2026年9月時点で確認)。

公式の説明 店舗サイトで意味すること
掲載順位は、自分のサイトへのリンクが占めた一番上の位置を、クエリごとに平均したもの 同じ検索で2か所に出ていれば、上のほうだけが数えられる
位置は、基本的にメイン側を上から下へ、その後サブ側を上から下へ数える PCで右側に出る枠は、左側の結果の後ろで数えられる
ナレッジパネルのような複合要素の中のリンクは、すべてその要素の位置になる 店舗情報の枠も同じ扱いなら、枠の中の「ウェブサイト」などのリンクは枠と同じ順位になる(店舗情報の枠を名指しした記述は無い)
カルーセル(横スクロールの一覧)は1つの位置を占め、中の項目はすべて同じ位置になる 画像や一覧の中に出た場合も、まとまり単位で数えられる

ポイントは、Googleが数えているのが「青いリンクの何番目か」ではなく「画面の上から何番目のまとまりに自分のリンクがあったか」だという点です。スマホの店名検索では、店舗情報の枠そのものが最上部に出ることが多くあります。その中にホームページのリンクがあり、枠がナレッジパネルと同じように数えられているなら、通常の検索結果での順番とは関係なく上位の数字が付くことになります。

実例:平均1位、PCに限ると13〜14位

屋号を変更して新しいホームページを公開した美容室で、公開直後のサーチコンソールを確認したときの数字です(集計期間は9月1日〜24日)。

項目 数字
検索結果に出始めた日 9月14日
クリック数/表示回数 54/516
旧店名での検索 平均2.9位、旧店名+地名で2位
新しい店名(英字・カタカナ)+「美容室」 平均1位(ただし検索数はまだ少ない)
PCでの順位 13〜14位

平均だけ見れば「新しい店名でも旧店名でも、ほぼ1〜3位」です。しかしPCに限ると13〜14位で、スマホとPCで大きく開いていました。少なくともPCでは、ホームページは検索結果の一番上にはいません。

ページ別に分けると、見当がつきました。上位の検索語では、トップページとメニュー欄(URLの末尾が「#menu」)の2つが、いつもセットで表示されていたのです。トップとメニュー欄が毎回そろって同じ順位に出ていたことから、この2つは店舗情報の枠に並ぶリンク(ウェブサイトとメニュー)として表示されていると推測しました。

公式の数え方と合わせると、スマホの店名検索で最上部に出る店舗情報の枠の中のリンクが、枠の位置として1位前後で記録されていると考えるのが自然です。PCでは同じ枠が画面の右側に出るため、公式の数え方では左側の結果の後ろに回ります。PCの13〜14位が通常の検索結果での位置なのか、右側の枠の位置なのかは数字だけでは区別できず、画面で確かめる必要があります。いずれにしても、「平均1位」は「どの画面でも一番上に出ている」という意味ではありませんでした。

この店舗のオーナー向けの説明では、順位の数字は出さない方針にしました。「平均1位」は、ホームページが予約サイトより上に出ているという意味ではないからです。伝え方の具体例は、後半の手順6にまとめています。

同じ食い違いが起きやすい店舗サイトの条件

店舗情報の枠が順位に混ざる影響は、次の条件で大きくなります。

  • 検索語の大半が店名(指名検索):開業直後や屋号変更直後は、検索語のほとんどが店名です。店名検索では店舗情報の枠が出やすいので、サイト全体の平均掲載順位まで押し上げられやすくなります。
  • スマホからの検索が多い業種:美容室や飲食店のように、近くで探してそのまま予約する業種は、スマホの比率が高くなりがちです。スマホでは枠が最上部に出るため、1位として記録される回数が増えると考えられます。
  • 表示回数がまだ少ない:1日の表示が数十回しかないサイトでは、平均掲載順位は1回の検索で大きく動きます。当社の自社サイトでも、1日42回程度の表示だった時期には、5日分どうしの比較だと1回の検索で平均順位が±10位動き、変化なのか誤差なのか判断できませんでした。そのため比較は28日間の移動期間で行っています。

多店舗の実績を1つの管理画面にまとめて見ている場合も同じです。たとえばある店舗では、店名そのものの検索が「1.0位・3クリック」でした。店舗ごとに並べたこうした数字を「検索で1位」と読むと、実態より良い報告になってしまいます。

店舗サイトの順位を見誤らない読み方(手順)

1. 店名の検索と、それ以外の検索を分ける

サーチコンソールの「検索結果」レポートで、クエリのフィルタに店名を入れ、「含む」と「含まない」の2回に分けて見ます。店名を含む検索は、店舗情報の枠が出る前提で読み、平均掲載順位の数字はあまり重視しません。集客の実力が表れるのは、「地名+白髪染め」「地名+美容室」のように店名を含まない検索のほうです。

2. デバイスで分ける

同じ画面で「デバイス」タブを開き、モバイルとパソコンの順位を並べて見ます。モバイルだけ極端に良く、パソコンが10位以下という開きがあれば、スマホ側で店舗情報の枠のリンクが数えられている可能性が高いと判断できます。

3. ページで分ける

検索語を1つ選んだうえで「ページ」タブを見ます。トップページと、メニュー・予約などの特定ページが、同じ検索語でいつもセットで出ていないかを確認します。店舗情報の枠に登録したリンク先と一致していれば、その数字は枠からの表示である可能性が高いと読めます(通常の検索結果に出るサイト内リンクと、数字だけで完全に区別することはできません)。

4. 表示回数の少ない数字は判断に使わない

当社では、28日間で50〜100回以上の表示を一つの目安にしています。これより少ない検索語は、1人が1回検索しただけで平均が大きく動きます。直した・直していないに関係なく「上がった」「下がった」が起きるので、改善の判断材料にしません。数字の揺れと直す記事の絞り込み方は、検索順位2ページ目の記事から直す|あと一歩ページの見つけ方と上げ方で詳しく扱っています。

5. 実際の検索画面を、スマホとPCの両方で見る

最後は画面で確かめます。ログインしていないブラウザ(シークレットウィンドウなど)で、スマホとPCそれぞれから店名と「地名+業種」を検索し、どの枠にホームページのリンクがあるかを確認します。検索結果は検索した場所によって変わるため、店舗から離れた場所で見た結果と、商圏内で見た結果が違うこともあります。

6. オーナーへの報告は「枠」と「クリック数」で伝える

報告書には平均掲載順位の数字を載せず、次のように書き分けます。

伝えること 書き方の例
店舗情報の枠からの流入 店名で検索した方が、Googleの店舗情報からホームページへ来ています(クリック数)
通常の検索結果での位置 店名の通常の検索結果では、予約サイト・口コミサイトの下にいます(実際の画面で確認した位置を書く)
店名以外の検索 「地名+業種」での表示回数とクリック数(順位は参考程度)

店舗情報の枠からの流入を見たい場合は、Googleビジネスプロフィールの管理画面にある「パフォーマンス」でウェブサイトのクリック数を確認できます。こちらはGoogleマップからのクリックも含むため、サーチコンソールの数字とは一致しません。2つの数字は役割を分けて使うのが実務的です。

見誤ったまま進めると起きること

平均掲載順位を「通常の検索結果での順番」と読んだまま進めると、次のような判断ミスにつながります。

  • 「もう1位なので検索対策は不要」と判断してしまう:通常の検索結果では予約サイトやポータルの下にいる場合、ホームページから直接予約してもらう導線が育ちません。指名検索でホームページを上げる考え方は、店舗ビジネスの指名検索を増やす方法にまとめています。
  • オーナーへの報告と、オーナーが自分で検索した画面が食い違う:PCで検索したオーナーから「どこにも1位で出ていない」と指摘され、報告全体の信頼を落とします。順位の数字を出さず、画面単位で伝えるのはこのためです。
  • 屋号変更後の旧店名対策を後回しにしてしまう:旧店名の検索が「2〜3位」と出ていても、それが店舗情報の枠による数字なら、通常の検索結果では旧店名のまま残った予約サイトや口コミサイトが上に並んでいる場合があります。店舗情報とサイトの店名をそろえる方法は、GBPの店舗名とサイトの屋号が違うときの正解|alternateNameとCIDで名寄せするで解説しています。

あわせて、サーチコンソールの「URL検査」の判定にも注意が必要です。上の美容室では、トップページのURL検査が「クロール済み・インデックス未登録(9月14日時点)」と表示されていましたが、実際にはすでにクリックが発生していました。判定の日付が古いまま残っていることがあるため、表示の有無は検索結果レポートのクリック・表示回数とあわせて判断します。新しいホームページが検索に出ないときの確認順は、ホームページを新しくしたのに検索で出てこないときを参照してください。

まとめ

  • 平均掲載順位は、検索結果の中で自分のサイトへのリンクが出た一番上のまとまりの位置を平均したもの。通常の検索結果での順番とは別物
  • 店名で検索したときの店舗情報の枠の中のリンクは、枠の位置で数えられていると考えられる。スマホでは枠が最上部に出るため「1位」になりやすい
  • 屋号変更直後の美容室では、平均1位・PCでは13〜14位という開きが実際に起きていた。トップページとメニュー欄がセットで出ていたのが見分けの手がかり
  • 読み方は、店名かどうか → デバイス → ページ → 表示回数 → 実際の画面の順に分ける
  • オーナーへの報告は、順位の数字でなく「どの枠に出ているか」とクリック数で伝える

クリック率や平均掲載順位が下がったときの読み方は、サーチコンソールのクリック率が下がったのは悪化ではないで扱っています。上がったとき・良すぎるときも、同じく「何が数えられているか」から読むのが基本です。

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