Googleビジネスプロフィールの「ビジネスの説明」に書いてよいこと・いけないこと|URLを入れない理由と電話番号の扱い、屋号変更後に旧店名を1回だけ入れる判断
Googleビジネスプロフィールの「ビジネスの説明」に書いてよいこと・いけないこと|URLを入れない理由と電話番号の扱い、屋号変更後に旧店名を1回だけ入れる判断
Googleビジネスプロフィールの「ビジネスの説明」は、店側が自由な文章で店そのものを紹介できる数少ない欄です。そのぶん、何を書けばよいか迷いやすく、予約ページのURLや料金、キャンペーン情報まで詰め込んでしまいがちです。
結論から書きます。説明欄には「何の店か・誰に向けた店か・何が得意か・どこにあるか」を、普通の文章で書きます。 書かないものは次の4つです。
- URL・リンク:公式ヘルプで、種類を問わず使用できないと明記されています
- 価格・割引・キャンペーンの強調:公式ヘルプで、特典などを過度に強調する内容は許可されないとされています
- 電話番号:説明欄では禁止されていませんが、専用の欄があるので入れる理由がありません
- 記号の多用や意味の通らないキーワードの羅列:「質が低い、閲覧の妨げとなるコンテンツ」に当たる可能性があります
そのうえで、日本語で書く場合は全角375文字以内を目安にします。屋号を変えた店は、旧店名を説明文の中に1回だけ入れ、同じ画面の開業日は変更日で上書きしない、というのが実務上の判断です。
この記事では、愛知県内の美容室で、屋号変更に合わせて空欄だった説明文を新しく作ったときの判断をもとに、書き方と確認の順番を整理します。公式ヘルプの記載は2026年9月23日時点で確認したものです。
公式ヘルプで決まっていること
まず、Googleが公式に示しているルールと、実務で判断が必要な部分を分けておきます。根拠になるのは「Google に掲載するビジネス情報のガイドライン」と「ビジネス プロフィールを編集する」の2つです。
| 項目 | 公式ヘルプの扱い | 実務での判断 |
|---|---|---|
| 書く内容 | 提供している商品やサービス、他社と差別化されるポイント、事業年数、使命や沿革など | 「誰向けか」「得意なこと」を具体的に書く |
| URL・リンク | 含めることはできない(種類を問わず) | 書かない。予約ページはボタンやウェブサイト欄に任せる |
| HTMLコード | 含めることはできない | 書かない |
| 価格・セール・キャンペーン | 過度な強調は不可。プロモーションや価格ではなくビジネスの詳細を中心に | 料金は書かない。メニュー・サービス欄へ |
| 誤字・奇抜な文字 | 質が低いコンテンツとして不可 | 【】や★などの装飾記号は使わない |
| 電話番号 | 説明欄での禁止は明記なし。自社の連絡先を自社のプロフィールに載せることは可能とされている | 専用欄があるので書かない |
| 文字数 | 全角375文字(半角750文字)以下 | 日本語中心なら375文字以内に収める |
ガイドラインは説明欄の目的を「ビジネスについて率直かつ公正に伝え、ユーザーがビジネスについて知るうえで役立つコンテンツを掲載する」ことだとしています。ビジネスと無関係な内容や、関連が明確でない内容は許可されません。迷ったときは「初めてこの店を検索した人が、来店を決めるのに役立つか」で判断すると外れません。
文字数は「750文字」ではなく「全角375文字」を目安にする
説明欄の上限は「750文字」とだけ紹介されることが多いのですが、日本語の公式ヘルプには「全角375文字(半角750文字)以下」と書かれています。日本語の文章はほぼ全角なので、375文字を目安に組み立てるのが安全です。
実例では、最初に役割の違う6段落・約530文字で説明文を組み立てました。上限に合わせて削る場合に備え、段落ごとに役割を分けておくと、どこを削るかの判断が速くなります。削る順番は後述します。
説明文の組み立て方:6つの役割で段落を分ける
実例で作った説明文は、次の6段落で構成しました。店名と地名は伏せて、構成と狙いだけを示します。
| 段落 | 書いた内容 | 狙い |
|---|---|---|
| 1 | 市町村名と町名、美容室であること、店名を変更した年月と旧店名(1回だけ) | 何の店か・どこにあるかを最初に示す。旧店名で探す人をつなぐ |
| 2 | 30代から50代の大人の女性が中心であること、悩みをうかがうところから始めること | 誰に向けた店かを示す |
| 3 | 得意なこと3つ(大人のショートとボブ、白髪を活かすカラー、髪質改善のストレート) | 検索されやすい言葉を、文章として自然に入れる |
| 4 | 大切にしていること(派手さより、毎日が楽になること) | 他店との違いを言葉にする |
| 5 | 内装、席数、駐車場、最寄り駅からの距離 | 来店前の不安を減らす |
| 6 | 予約は電話で受け付けていること(番号は書かない) | 次の行動を示す。番号はプロフィールの電話欄に任せる |
ポイントは3段落目です。「大人ショート」「白髪ぼかし」「髪質改善」のように、その店で探してほしい言葉を説明の文の中に入れることです。「大人ショート 白髪ぼかし 髪質改善 美容室 〇〇市」のように単語を並べるのではなく、「顔まわりと骨格に合わせ、伸びてきてもシルエットが崩れにくいように設計します」と、その言葉が何を意味するのかまで書きます。読む人にとって役に立つ文章になり、ガイドラインの「質が低い、関連性がない」にも当たりません。
375文字に収めるときは、5段落目(内装・アクセス)と4段落目(大切にしていること)から削ります。所在地・営業時間や駐車場の有無はプロフィールの他の欄でも示せるため、説明文から消しても情報は失われません。1〜3段落目の「何の店か・誰向けか・何が得意か」は、説明欄でしか伝えられないので残します。
美容室の説明文の例
構成を当てはめた例です(店名・地名は架空です)。
「〇〇市△△町にある美容室です。30代から50代の大人の女性を中心に、髪のお悩みをうかがうところから施術を始めています。得意にしているのは、大人のショートとボブ、白髪を活かすカラー、髪質改善のストレートの三つです。ショートとボブは、伸びてきてもシルエットが崩れにくいように骨格に合わせて設計します。白髪は隠すのではなく、明るさと立体感に変えて、染める間隔のストレスをやわらげます。派手なデザインより、毎日のお手入れが楽になることを大切にしています。店の横に駐車場があります。ご予約はお電話で承っています。」
これで約250文字です。料金、割引、URL、電話番号は1つも入っていませんが、どんな人がこの店に合うのかは伝わります。
電話番号とURLを入れない理由
URLは明確に禁止されている
URLは公式ヘルプで「どのような種類であっても、リンクは使用できません」とされています。予約ページやホットペッパービューティーのページに誘導したい場合は、プロフィールのウェブサイト欄や予約ボタン、最新情報の投稿のボタンを使います。説明文にURLを書くと、編集が承認されない原因になりえます。
電話番号は禁止ではないが、入れる理由がない
電話番号については、誤解が多いので正確に書いておきます。説明欄に電話番号を書くことは、公式ヘルプでは禁止されていません。 ガイドラインには、自社の連絡先(電話番号など)を自社のプロフィールに載せることは可能だと書かれています。
一方で、最新情報の投稿では、本文に電話番号を入れることが許可されていません。投稿のコンテンツポリシーに明記されていて、本文に番号を入れた投稿は「拒否されました」になります。この違いは「Googleビジネスプロフィールの投稿が「拒否されました」になるとき」で詳しく整理しています。
説明欄で番号を書かないのは、ルールだからではなく、書く必要がないからです。電話番号はプロフィールの電話欄に表示され、スマートフォンならタップで発信できます。説明文に同じ番号を書いても、読む人の手間は減りません。一方で、番号が変わったときに直す場所が2か所に増え、片方だけ古い番号が残る原因になります。投稿と説明欄で扱いが違うことを担当者全員が覚えておくより、「本文系の欄には番号を書かない」と一律に決めておく方が、運用として事故が起きません。
実例の説明文では、最後の段落を「ご予約はお電話で承っております」で止め、番号はプロフィールの電話欄に任せました。
数字の書き方を少し工夫する
実例では、席数と駅からの距離を「六席」「徒歩七分」と漢数字で書きました。これは公式に求められていることではなく、念のための工夫です。算用数字とハイフンや記号が続くと、電話番号の書き間違いのように見える場合があるため、本文系の欄では数字を文章の形で書くようにしています。営業時間も「9:00〜19:00」ではなく「9時から19時」と書くと、同じ理由で読み違いが起きにくくなります。
屋号を変えた店は、旧店名を1回だけ入れる
実例の美容室は、同じ場所・同じ内装のまま屋号を変え、スタッフも新しくなった店でした。Googleビジネスプロフィールは店名だけを変更して引き継ぎ、それまでの口コミはそのまま残っていました。プロフィールを引き継げる条件と、新しく作るべき条件は「美容室が独立・屋号変更するときGoogleビジネスプロフィールは引き継げるか」で整理しています。
引き継いだプロフィールでは、説明文の1段落目に「〇年〇月に『旧店名』から現在の店名へ変更し、新しいスタッフでスタートしました。場所と内装は以前のままです」と入れました。理由は2つです。
- 旧店名で検索する人がいる:常連客や、以前の店を知っている近所の人は旧店名で探します。説明文に旧店名があれば、「この店が前の店だ」とすぐに分かります
- 過去の口コミと話がつながる:残っている口コミには旧店名やもういないスタッフの名前が出てきます。説明文で変更の経緯を書いておけば、読む人が混乱しません
入れるのは1回だけです。旧店名を何度も繰り返すと、店の説明ではなく検索のための語句の詰め込みに見えます。ガイドラインが求める「率直かつ公正な」説明から離れ、読む人にとっても同じ言葉の繰り返しになるだけです。
また、旧店名を入れる場所は説明文だけにします。ビジネス名の欄は、看板や店頭で実際に使っている現在の店名だけにします。「新店名(旧:旧店名)」のようにビジネス名の欄へ併記するのは、名前のガイドラインから外れるおそれがあります。
同じ画面の「開業日」は変更日で上書きしない
説明欄を編集する画面には、開業日(年と月)を入れる欄もあります。公式ヘルプによると、Googleは一部のビジネスで開業日を使って事業年数を表示することがあり、入力は年と月だけで済みます。
屋号変更で引き継いだプロフィールでは、ここに屋号を変えた年月を入れないようにします。変更日を開業日にすると、それより前の日付の口コミが残っているのに「その後に開業した店」という表示になり、情報が食い違うためです。旧店名で営業を始めた年月が分かればそれを入れ、分からなければ無理に埋めずに空欄のままにします。
公開前に確認する5項目
説明文を貼り付ける前に、次の5項目を確認します。目で読むだけでは見落としやすいので、文字列を検索して0件であることを確かめます。
- URLが0件:「http」「www」「.jp」「.com」を検索する
- 電話番号の形をした数字が0件:「0」から始まる数字とハイフンの並びを検索する
- 料金・割引の表現が0件:「円」「%」「割引」「キャンペーン」「今だけ」を検索する
- 装飾記号が0件:【】■★☆などを検索する
- 文字数が全角375文字以内:文字数カウントで確認する
5項目を通ったら、ビジネスプロフィールの「プロフィールを編集」から説明欄に貼り付けて保存します。編集内容はGoogleの確認を経てから反映されることがあるため、保存した直後に表示が変わらなくても、すぐに再編集を繰り返さないようにします。
確認を省いたときに起こりうること
この確認を省くと、次のようなことが起こりえます。
- URLや記号が入ったまま保存し、編集が承認されずに以前の状態のまま残る
- 予約ページのURLを説明文に書いたあと、予約システムを変更して死んだリンクの文字列が残る
- 説明文に書いた電話番号やキャンペーンが古くなり、プロフィールの他の欄と内容が食い違う
どれも、説明文を「変わらない店の紹介」に限定し、変わる情報(URL・番号・料金・期間限定の企画)を専用の欄に分けておけば防げます。変わる情報を説明文に入れないことが、結果的に説明文を長く使える状態にします。
まとめ
- 説明欄には「何の店か・誰に向けた店か・何が得意か・どこにあるか」を普通の文章で書く
- URL・リンクと、価格やキャンペーンの強調は公式に不可。装飾記号や単語の羅列も避ける
- 電話番号は説明欄では禁止ではないが、専用欄があるので書かない。最新情報の投稿では本文の電話番号は不可なので、本文系の欄には番号を書かないと一律に決めておく
- 文字数は日本語ヘルプの記載どおり全角375文字以内を目安にし、段落を役割ごとに分けて削る順番を決めておく
- 屋号を変えた店は、旧店名を説明文に1回だけ入れて過去の口コミとつなぐ。ビジネス名の欄には入れず、開業日も変更日で上書きしない
説明欄は一度書けば長く表示される欄です。空欄のままの店や、開業時に入れた文章のままの店は、上の5項目の確認と一緒に見直してみてください。口コミが少ない開業直後の店でプロフィールを整える順番は「オープン直後で口コミ0件の美容室がGoogleマップで最初にやること」でも整理しています。