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Claude CodeでLINE Botを作る手順|Messaging API登録からWebhook疎通までを一気通貫で


Claude CodeでLINE Botを作る手順|Messaging API登録からWebhook疎通までを一気通貫で

Claude CodeでLINE Botを作る手順|Messaging API登録からWebhook疎通までを一気通貫で

「Claude CodeでLINE Botを作りたい」と調べている方に、最初に全体像をお伝えします。LINE Botの構築工程は大きく6つあり、そのうちClaude Codeに任せられるのはコード実装と疎通テストの部分です。LINE Developersでのチャネル登録やトークン発行は、ブラウザ上の管理画面操作なので人がやります。ここの分担を最初に理解しておくと、途中で止まらずに完走できます。

graciautoでは、多店舗展開する美容室グループ(約20店舗)向けの通知Bot――Googleの口コミが入るとLINEに自動通知し、担当者がLINE上から返信までできる仕組み――をClaude Codeで実装し、本番運用しています。この記事では、その構築記録をもとに、Messaging APIの登録からWebhook疎通確認までの手順を工程順に解説します。

全体工程と分担:人がやること、Claude Codeに任せること

先に工程表を示します。

| 工程 | 内容 | 担当 |

|—|—|—|

| 1 | LINE公式アカウント作成・Messaging APIチャネル登録 | 人(管理画面操作) |

| 2 | チャネルシークレット・アクセストークン発行 | 人(管理画面操作) |

| 3 | Webhook受信部(Botの本体)の実装 | Claude Code |

| 4 | Webhook URLの設定と疎通確認 | 人+Claude Code |

| 5 | 応答設定の切り替え(二重返信の防止) | 人(管理画面操作) |

| 6 | 実機テスト(友だち追加→送受信確認) | 人+Claude Code |

ポイントは、**Claude Codeが受け持つのは工程3と、工程4・6の確認スクリプト**だという点です。「Claude Codeに頼めば全部やってくれる」わけではなく、LINE側の管理画面はAIからは触れません。逆に言えば、人がやる部分はすべてクリック操作なので、プログラミング知識は不要です。

手順1:Messaging APIチャネルを登録する

まずLINE公式アカウントを用意し、Messaging APIを有効化します。

1. LINE公式アカウントを作成する(既存アカウントでも可)

2. LINE Official Account Managerの「設定 > Messaging API」から利用を有効化する

3. LINE Developersコンソールに入り、該当チャネルが表示されることを確認する

ここでひとつ重要な前提があります。かつて手軽な通知手段だったLINE Notifyは2025年3月末でサービスを終了しており、現在LINEへ自動通知を送る手段は実質Messaging API一択です。古い解説記事にはLINE Notify前提のものが残っているので、これから作るならMessaging APIで始めてください。冒頭の口コミ通知Botも、この理由でMessaging APIを採用しています。

手順2:シークレットとアクセストークンを発行する

LINE Developersコンソールで2つの認証情報を取得します。

  • **チャネルシークレット**:Webhookに届いたリクエストが本当にLINEから来たものかを検証する署名鍵
  • **チャネルアクセストークン(長期)**:Botからメッセージを送信するときの認証キー

ここで注意すべきは保管方法です。**この2つの値を、Claude Codeへの指示文やコードに直接貼り付けないでください**。コードに直書きすると、Gitや共有フォルダ経由で漏えいする経路ができます。実案件では環境変数ファイルに600権限(所有者のみ読み書き可)で保存し、コードからは環境変数として参照する構成にしています。Claude Codeには「トークンは環境変数から読む前提で書いて」と指示すれば、その構成でコードを書いてくれます。

手順3:Webhook受信部をClaude Codeに実装させる

Botの本体は「LINEからのPOSTを受け取り、内容に応じて処理し、必要なら返信する」Webhook受信部です。置き場所は2択あります。

  • **GAS(Google Apps Script)**:無料・サーバー不要。まず動かしたい個人・小規模用途向け
  • **VPSなどの常時稼働サーバー**:署名検証や再送制御まで作り込む本番用途向け

試作ならGASで十分です。GASで作る場合の実装コードと詰まりどころはLINEに送った文章をClaudeに処理させる|GAS中継の実装コードと詰まりどころ4つに分けて書いたので、そちらを参照してください。本記事の実例である口コミ通知Botは、返信操作や担当者管理まで載せる本番運用のため、VPS上のNode.jsサーバーで構築しました。

Claude Codeへの指示は「目的・制約・期待アウトプット」の3点セットで出すと一発で通りやすくなります。実際の構築で使った指示の骨組みはこうです。

目的: LINE Messaging APIのWebhook受信サーバーを作る
制約:
- チャネルシークレットとトークンは環境変数から読む
- X-Line-Signatureの署名検証を必須にし、署名がないリクエストは401で拒否
- 友だち追加イベントには登録案内を自動返信する
期待アウトプット: server.js本体と、署名検証を含む自動テスト

この粒度で指示すれば、署名検証・イベント分岐・返信処理まで含めた受信部を、テストコード付きで実装してくれます。実案件でも署名検証やWebhook登録処理を含む自動テストをClaude Codeに書かせ、全件PASSを確認してから本番に置いています。

手順4:Webhook URLを設定し、疎通を3段階で確認する

受信部をデプロイしたら、LINE DevelopersコンソールにWebhook URL(httpsのみ)を設定し、「Webhookの利用」をONにします。ここからが本題の疎通確認です。実運用に耐えるかどうかは、次の3段階で確かめます。

**第1段階:コンソールの「検証」ボタン**。LINE Developersの検証ボタンを押し、「成功」が返ることを確認します。これが通らない場合は、URLの誤り・サーバーが起動していない・SSL証明書の問題のどれかです。

**第2段階:署名なしリクエストが拒否されること**。検証ボタンの成功は「届く」ことの確認でしかありません。本番では、署名のない偽リクエストが**401で拒否される**ことまで確認します。口コミ通知Botの本番公開時も、未署名のWebhookリクエストが401になることをテストしてから接続を有効にしました。この確認を飛ばすと、URLを知られただけで偽のイベントを注入できるBotが公開されることになります。

**第3段階:実機での送受信**。Botを友だち追加し、実際にメッセージを送って応答を確認します。push送信側は、送信APIの結果まで見て判定します。実案件のテスト通知では delivered:1 / failed:0(1件送信・失敗0件)を確認してから、関係者への案内を始めました。「エラーが出ないから動いているはず」ではなく、届いた件数まで見るのが確実です。

手順5:応答設定を切り替える(二重返信を防ぐ)

見落としやすいのがこの工程です。LINE公式アカウントには標準の「応答メッセージ」「あいさつメッセージ」機能があり、これを有効にしたままBotを動かすと、**標準機能とBotの両方が返信してユーザーに2通届く**事態が起こりえます。

Botが友だち追加時の案内やメッセージ応答を担うなら、設定は次の形が正解です。

  • 応答メッセージ:**オフ**
  • あいさつメッセージ:**オフ**(Botが友だち追加イベントに応答する場合)
  • Webhook:**オン**

口コミ通知Botでも、友だち追加時に登録案内をBotから自動返信する設計のため、標準のあいさつメッセージはオフにして二重返信を防いでいます。逆にBotが応答を持たない通知専用の構成なら、標準機能を残す判断もあります。どちらが返信を担うのかを1か所に決める、というのが原則です。

つまずきやすいポイント3つ(先に知っていれば防げる)

実際の構築・運用で遭遇した、事前に知っていれば回避できるポイントを挙げます。

**1. 拡張ツール導入済みのアカウントには、後からBotを足せない前提で設計する**。Webhook URLはチャネルに1本しか設定できません。Lステップやエルメなどの拡張ツールを導入済みのアカウントは、そのWebhookをツール側が使用しています。実際、配信ツール導入済みの物販企業アカウントでは、外部からのpush送信が400エラー(Failed to send messages)になる事象を経験しました。既存の運用アカウントにBotを相乗りさせるのではなく、**Bot専用に新しいチャネルを分ける**構成にしておくと、この競合を最初から回避できます。

**2. グループトークで使うなら参加許可を先に確認する**。Botをグループに入れて通知させる場合、アカウント設定で「グループ・複数人トークへの参加を許可する」がオンになっている必要があります。初期設定のまま招待して「参加できない」と悩むケースがあるため、グループ用途なら工程1の時点で確認しておきます。

**3. GASの場合、コード修正は「新バージョンのデプロイ」まで反映されない**。GASを受け口にした場合特有の罠です。エディタで保存しただけではWebhook側の挙動は変わらず、デプロイの「新バージョン」への更新が必要です。「直したのに動かない」の原因の多くはここです。詳細はGAS中継の実装記事で解説しています。

まとめ:登録は人、実装と検証はClaude Code

LINE Botの構築は、(1)チャネル登録 → (2)トークン発行 → (3)受信部実装 → (4)Webhook疎通確認 → (5)応答設定 → (6)実機テストの6工程です。管理画面の操作(1・2・5)は人が行い、コードを書く部分(3)と検証(4・6の確認処理)はClaude Codeに任せる。この分担なら、専任のエンジニアがいない会社でも仕組みとして完走できます。

そもそもLINE構築の工程全体を知りたい方はLINE構築とは何をする作業なのかを、LINEに送った内容をAIで処理してスプレッドシートへ流す実装はClaude×LINE連携をGASで実装を参照してください。

graciautoでは、通知Bot・業務連携などLINE公式アカウントの構築を、要件定義から本番運用まで請け負っています。「自社でどこまでやれるか、どこから頼むべきか」の切り分け相談からで構いません。お気軽にお問い合わせください。

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